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独立電源と接続した高速PLC組込式インフラ点検ロボットの実証

実施主体

九州工業大学(水中検査ロボット)
九州工業大学、石川鉄工所(配管検査ロボット)

実施年度

令和4年度

実施場所

九州工業大学学内(水中検査ロボット)、(株)石川鉄工所内(配管検査ロボット)

高速PLC(※1)は、電力線のみで電力供給と情報伝送を可能とする技術であり、配線の軽量化につながることから、インフラ点検や災害現場で活躍するロボットにおける利用拡大が期待されています。しかしながら、漏洩電磁波に対する懸念から利用環境が制限されており、現行法では、屋外において発電機等の独立電源に接続された状態では使用できません。
そのため、九州工業大学が実験免許を取得(※2)したうえで、高速PLCを水中検査ロボットと配管検査ロボット(石川鉄工所製もぐりんこ)を接続し、実際の使用を想定した環境における漏洩電磁波の影響調査を実施しました。

本調査により、両環境における高速PLC通信時に漏洩電磁波による影響がないことが確認されました。本結果をもとに、現在国に提案中の高速PLCの屋外利用に向けた規制改革をさらに進めていきます。

※1:高速PLC(Power Line Communication)
※2:九州工業大学及び本市の提案により、令和3年度に実現した規制改革(関連資料参照)を活用して実験免許を取得

水中検査ロボット実証の様子
水中検査ロボット実証の様子
配管検査ロボット実証の様子
配管検査ロボット実証の様子

関連資料

配管検査ロボットにおける高速PLC活用に関する実証及び規制改革提案の実現

北九州市 政策局 
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