電波利用

配管検査ロボットにおける高速PLC活用に関する実証及び規制改革提案の実現

実施主体

九州工業大学、株式会社石川鉄工所、北九州市

実施年度

令和元年度

 本市の社会課題である老朽化インフラの効率的な点検手法の開発にあたり、電力線と通信線の二重配線による過重がロボット小型化や調査範囲拡大の妨げになっています。

 電力供給とデータ通信の両方を電力線で行う高速PLCの活用ニーズが高まる一方で、高速PLCは、屋外の移動式発電機の電力線では使用できないため、実証には電波法の実験許可を取得する必要があります。しかし、許可申請の前に事前の予備実験が必要となる等、非常に時間がかかり、迅速な実証実験の実施が困難となっていました。

 そこで、大学が取得した検証データをもとに国と協議を重ねた結果、「屋外の移動式発電機と接続した電力線に高速PLCを活用する配管又は水中検査ロボットの実験許可申請については、予備実験を不要とする」規制改革が全国で実現し、迅速な実験許可の取得が可能になりました。

関連資料

令和2年3月2日「北九州市と九州工業大学が国家戦略特区の規制緩和を共同で提案-インフラ点検分野での近未来技術活用の実証・実装の加速化に向けて-」(PDF形式:外部リンク)

令和3年12月24日「国家戦略特区制度を活用した高速PLCの屋外利用に関する規制改革が実現」(PDF形式:外部リンク)

北九州市 政策局 
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