“実証しやすいまち”を掲げる北九州市は、国家戦略特区「北九州高度産業技術実証ワンストップセンター」を開設し、多くの実証実験を支援しています。
同センターでは、令和7年2月から約2か月にわたり窓設置カメラ「ミハルモ🄬」を防犯目的で活用する全国初の実証実験を支援してきました。
今回の実証実験は、防犯カメラ導入・運用における運用面や費用面の課題を、窓と電源があれば誰でも手軽に設置できる窓設置カメラ「ミハルモ🄬」で解決を図るものです。
AGC株式会社では、北九州市を含めた様々な実証実験を経て、令和7年6月に「ミハルモ🄬」の販売を開始しています。
新ビジョンで「安らぐまち」の実現を目指す北九州市で実証された、低コスト高パフォーマンスの「ミハルモ🄬」の防犯カメラへの活用が、全国の社会課題解決に寄与することを期待しています。
1 実証結果 (詳細は添付のAGCプレスリリース資料参照)
(1)コスト比較 : 設置工事不要で、導入コストを約60%削減
(2)性能比較 : 窓越しでもクリアな映像が撮影でき、防犯カメラとして活用可能
(3)工期比較 : カメラ設置交渉から運用開始まで数か月かかっていた工期を大幅に短縮
(4)通信環境 : 地域BWA活用による安定的な映像伝送を確認
2 実証方法
新開発の窓設置カメラ「ミハルモ🄬」を(1)小倉駅前郵便局(2)北九州市中央卸売市場の2か所に防犯カメラとして、令和7年2月13日から3月31日までの間映像を取得。
3 実証事業者 AGC株式会社
4 協力事業者 一般社団法人北九州ネットワークス(地域BWA運用会社)
社会課題の解決や、新規ビジネスの創出につなげることを目指し、企業・大学等の研究主体による市内での高度な産業技術(自動運転・小型無人機・電波の3分野)の開発を推進するため、国と共同で平成30年10月に開設したセンターで、円滑な実証実験の実施をワンストップでサポートしています。