電波利用

自営線下におけるPLC利用実証

実施者

九州工業大学

実施場所

いのちのたび博物館、環境ミュージアム

実施年度

令和3年度

 高速PLCの利用は、漏洩電磁波に対する懸念から利用環境が制限されており、現行法では、一般送配電網エリアの利用に限定されています。
自営送配電エリアである東田地区は、高速PLCが利用できないため、九州工業大学により実験免許を取得し、高速PLC利用による周辺への漏洩電磁波の影響調査と施設内のWi-Fi強化実証を行いました。

 この実証により、自営送配電エリアにおける高速PLC利用において、周辺への漏洩電磁波の影響はないことが確認されました。また、施設の構造上、電波の届かなかったエリアへWi-Fiが整備され、高速PLCの活用がスタッフの業務効率向上に寄与することを確認しました。

 ※高速PLC(Power Line Communication):

        • 電力線に高周波帯域(2M~30MHz)の通信信号を乗せ、高速通信が可能。
        • 副次的な電磁波の発生が懸念されるため、電波法の規制を受けており、使用方法・場所が制限されている。

漏洩電磁波測定の様子

漏洩電磁波測定の様子

漏洩電磁波測定の様子

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